県中学校女子駅伝競走大会が11月5日、横浜八景島で行われ、茅ヶ崎中陸上部女子が初優勝を果たして全国への切符を手にした。同部が駅伝で全国に出場するのは、初のこととなる。
同大会には、54チームが出場した。市内からは、10月に開催された市大会で10位以内に入ったチームが出場。茅ヶ崎中学校は市で初優勝を果たして県へと駒を進めた。
県大会は、5区間12・48Kmを走るコースで行われた。レースは、1区では7位と出遅れた。しかし、ここで2区の高野涼夏さんが奮起。一気に5人のゴボウ抜きで、2位まで順位を上げた。たすきをつないだ浦山佳奈子さんが3区の中ほどで1位に。続く4区、5区では後続とさらに差をつける快走を見せ、トップのままゴール。2位と21秒の差をつけて勝利。全国への出場権を獲得した。
同チームの特徴は、一人ひとりが実力をもつ総合的な強さ。中学生の駅伝では、区間の距離が長い1区(3Km)と5区(3・39Km)をエースが走ることが多いが、同校が勝負をかけたのは2区から4区(各2・03Km)。この3区間では、区間賞を獲得している。顧問の阿部和仁(かずひと)先生は、「駅伝はチーム戦。誰か一人の速さではなく、全員の努力が勝利につながった」と話している。
そんな同部の練習は厳しいが、メンバーは楽しんでメニューをこなしている。練習中は、「がんばりまっしょーい」「太陽さーん」など、みんなで考えたオリジナルの掛け声で盛り上げる。お互い励ましあって努力する前向きな精神力が、強さの源となっている。
全国大会を前に、チームリーダーの太田彩貴さんは、「いつも協力してくれる親や先生、友達に感謝の気持ちで、全員が走りで恩返しをしたいです」と話している。
県大会出場メンバーは以下。太田彩貴(3年・1区)、高野涼夏(同・2区)、浦山佳奈子(2年・3区)、小川花奈(同・4区)、沼山莉穂(3年・5区)※敬称略
なお、全国大会本番は12月18日、山口県で開催される。
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