2014年度区予算案 20周年事業に重点 1億546万円を計上
都筑区が来年度に行う自主企画事業の予算案がこのほど発表された。同事業の予算は1億546万8千円で、区制20周年関連事業をはじめ、子育てや地域間交流に力を入れた事業を進める方針だ。
自主企画事業費は区役所が地域の身近な課題やニーズにきめ細やかに対応するための予算。都筑区では、区政運営方針として掲げる「未来につなぐ 笑顔のつづき〜ずっと住み続けたい都筑区を目指して〜」の実現に向けて重点施策に取り組んでいく。
同事業費に充てられるのは1億546万8千円。「子育て」「地域活性」「防災」「快適な暮らし」「区民の満足度向上」の5本柱を軸とする。
重点を置く事業としては、新規事業の「区制20周年 未来につなぐ笑顔のつづき事業」が挙げられる。昨年から区民の意識を高めることを目的に、様々なイベントが行われてきたが、新年度からこの動きを本格化。11月には式典を行い、20年前に埋めたタイムカプセルの開封や記念誌の作成などを行う予定。今後、区民、事業所、行政との協働を図りながら事業を進め、『ふるさと都筑』の意識を醸成する。
また、これに関連し、健康づくり事業として、全国を巡回するラジオ体操を8月30日に葛ケ谷公園で開催する。これは県内唯一の実施地区として2〜3000人規模の開催を目指す。
防災力の向上に向けた新規事業には「重症者の命を救う災害医療整備事業」を推進する。災害時の重症者向け医薬品などを区役所、区休日急患診療所に備蓄し、医療資源として有効活用する。
「快適な暮らし」に向けては、各公園を緑道でつなげるグリーンマトリックスの安全対策にも注力する。これは地域の環境資源である緑道や自転車歩行者道における交通ネットワークの調査、マナーの普及啓発などに取り組むもの。
予算編成について区は「都筑区は若い世代の住民が多いので子育てや地域間交流の強化がひとつの課題となります。20周年を契機に、地域のつながりを豊かにする事業に着手していきたい」と話している。
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