わかりやすい標識や看板のデザインアイデアを高校生が競う東京都市大学主催の「デザイネージコンテスト」が7月18日、19日に同横浜キャンパス(牛久保西)で行われ、都筑区在住の五十嵐奏葉(かなは)さん(15)が最優秀賞を受賞した。
横浜キャンパス内の移動をスムーズにするための標識デザインを高校生が考案する同コンテスト。新たな試みとして今年初開催し、食堂で使える3種類の標識をデザインした五十嵐さんが最優秀賞に輝いた。
五十嵐さんの作品は食堂内の「案内・注意・禁止」の3項目に分けて作成。廊下などに掲示する想定で、見ただけで食事とわかるラーメンのイラストを選び、方角と下り階段の存在を明示した。また衝突注意を知らせる標識は、人へ警告を表す黄色を使用。枠から人が飛び出しているのも工夫の一つ。わかりやすく、一目で意味がわかる工夫を施したデザインが評価された。五十嵐さんは「実際に食堂を利用する人に向けて、何が大切かを考えながら作った」と笑顔を見せた。
小冊子発行経験も
五十嵐さんは東京の高校に通う1年生。小学生の時からデザインに触れ、6年生の時には仲間とともに仲町台の店を取材し、その情報を掲載した小冊子を発行した経験も。店主のやりがいなどを小学生目線で聞き出し、オリジナルキャラクターも登場させた手作り冊子だ。五十嵐さんは「小さい頃から何かを描くのが好きだった。これからもっと絵の勉強をしたい」と話している。
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