市と民間企業が協働で、センター南駅前の商業施設「キーサウス」の屋上駐車場にEV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド車)の普通充電器47台が設置され、8月3日から取り扱いを開始した。低炭素都市を目指し、EVが利用しやすい環境づくりを行う。
市温暖化対策統括本部によると、CO2排出量の約2割は自動車によるもの。低炭素都市を実現するため注目したのがEV、PHVだ。市はCO2排出量軽減を目的に今年3月、市内に計200台のEV・PHV用充電器の設置を発表。区内では充電器インフラの整備を進めるNEC兼NECキャピタルソリューション株式会社と、商業施設を運営する(株)横浜都市みらい(茅ケ崎中央6)が協働で着手し、47台を同施設の駐車場に配置を決定。このほか、みなとみらい21地区などでも同様の取り組みを進めている。これまで市内には約400台の充電器が設置されていたが、今回の大規模設置で約5割増に。各所に充電器を設置することで、EV利用のきっかけづくりを推進する。
市は「横浜はEV利用者が多いとされる都市。商業施設が集積する港北ニュータウンの方にも積極的に利用してほしい」と期待を込める。
買い物中に充電
同所の屋上駐車場の外側を取り囲むように設置された47台の充電器。メーカーにより価格は異なるが、従来のガソリン車よりも安価で運転でき、商業施設に駐車後、買い物をしている間に充電することが可能になる。(株)横浜都市みらい担当者は「環境に配慮しながら、商業施設が多いこのエリアで差別化を図れるのも利点の一つ」と話し、経済効果にも期待を寄せる。
またEVは自宅のコンセントでも充電できるが、マンションなどの駐車場では充電が困難という点もある。「施設を利用しながら充電」の実現で、大型マンションが多い都筑区でもEV、PHVの利用を促進したい考えだ。市は「都筑区はごみの分別や小型家電回収量が市内でも高水準。環境意識が高い横浜市を目指して、車を買い替え時にはEV、PHVを検討していただければ」と話す。
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