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歯科分野の垣根を越える 北山田駅直結 てんくも歯科医院
歯科分野のみならず、全身の健康を考えた提案をする「てんくも歯科医院」。何故、歯科医院がそこまでするのか?その思いを同院の天雲丈敦理事長に聞いた。
歯周病治療
細菌による感染症で日本人の約80%が罹患しているとも言われる歯周病。口腔内の問題にとどまらず、心臓疾患や糖尿病、脳血管障害、低体重児出産、腎臓病などにも影響するという。
同院ではまず、口の中で歯周病がどれだけ進行しているかの検査を実施。その後、レーザー治療器を使い、歯に付着した菌を死滅させ、繁殖を極力防いでいく。進行状態が深刻な場合は、歯茎を開き直接歯根を処置する外科治療も可能だ。
また、うがい用や治療中の水、器具の滅菌・洗浄に「タンパク分解型除菌水」を採用。歯周病菌や冬場に猛威を振るうインフルエンザやノロウイルスなどの菌を最大限死滅させ、院内感染を防ぐ取り組みも積極的に行っている。
天雲理事長は「特に免疫力が低下している高齢者の方は、ご自身の健康のために感染症対策をする歯科医院選びが大切です」と話す。
アレルギー・腸内フローラ検査
アレルギー診断ができるカウンセリングも実施。例えば銀歯がある人は、口の中で少しずつ金属が溶け出し、ある一定以上の量が体に蓄積されると、金属アレルギーを誘発し、その結果、肌荒れが治らない、ピアスやネックレスが身に付けられないなどの症状のほか、がんの原因にもなりかねないという。
同院では、自身が抱えるアレルギーを把握でき、再発防止や体質改善の提案をしてくれる。
また「腸内フローラ」検査も行っている。腸内に生息する細菌で、主に「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分類される。菌の割合は人それぞれで、バランスを崩すと下痢や肥満、最悪、大腸がんを引き起こす恐れもあるという。
検査では体質や菌質などのデータを個別に解析。不足な菌をオーダーメイドのサプリで補い、体調改善を図っていく。
体も心も癒す医療人
天雲理事長は「人と人との距離が近い医療の現場では、相手を思う気持ちが一番大事。我々は日々、知識や技術向上ために研究を続け、患者様の不安やストレスなど心のケアもできる医院を目指しています。今後も歯科医療の枠のみにとらわれず、他分野との連携を図り、身体と精神の両面から健康を追い求めていきたい。古き良き日本の心をしっかりと持ち続け、また新しいものを取り入れる柔軟性を体現し、医療から日本をもっと元気にすることに力を入れていきたいと思います」と語る。その眼差しは前を見据えている。
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