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都筑区 人物風土記

公開日:2019.04.18

世界カラテグランプリ2019の一般男子重量級+85kg階級で優勝した
後藤 優太さん
牛久保在住 20歳

文武両道の若き空手家

 ○…中川に本部道場を構える空手道MACに通う20歳の新星。「今までの空手人生で一番嬉しかった瞬間」と優勝を喜ぶ。決勝戦は世界チャンピオンの実績と経験豊富な相手に再延長の末、判定勝ちを収めた。目標の選手を倒すためオフの日曜日以外、午前6時からの朝練と午後練習を3カ月間続けてきた。「道場の仲間、先生と一緒に練習してきて報われた」。目標達成に満面の笑みを見せる。

 ○…大阪生まれ。年中の頃牛久保へ。友人の影響で山田幼稚園に通う6歳の時に道場へ入門。「最初は全然勝てなかった」と話すが、恵まれた体格と週5回の練習に真面目に取り組み高学年時には、2年連続で全国3位にまで成長した。小学6年生の頃には両親と妹も同じ道場に通うまさに”空手一家”だ。実は今回の大会に父親も出場しており3位に。「本当は親子で優勝したかった。いつか達成したい」。ひそかな目標を語るその目は優しい。

 ○…バレーボール経験者の両親の影響で中学、高校時代はバレーボール部に所属。「個人競技だけでなく団体競技もやってみたかった」。空手で身に付いた俊敏性やパワーなどを武器に中3で県選抜選手になる。高校生になると才能はさらに開花し、慶応高校の副主将として全国大会「春高バレー」に初出場。大会では、足を負傷しながらテーピングを巻き、試合に出場した不屈の闘志の持ち主だ。

 ○…「小学校の頃から未練があった。空手で1番になったことがない」。現在、慶応大学3年生の後藤さんは入学時に空手で頂点に立つ目標を立てた。大学のウエイトリフティング部に所属しながら、部活後に道場へ通う。キャンパスライフを楽しむ同級生を横目に「遊びたいなと思うけど、一瞬一瞬を大事に、今できること一生懸命頑張りたい」と力強く語ってくれた。

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