8代目「横浜スカーフ親善大使」に選ばれた 勅使河原(てしがわら) 美沙さん 都筑区在住 30歳
スカーフで健康守りたい
○…「横浜スカーフ」の魅力や歴史をPRする8代目親善大使に任命された。保健師として働きながら大使の存在を知ったのが1年前。スカーフや横浜の知識を蓄え、今年の面接に臨んだ。「うまくいかずに落ち込んだけど、今年がだめでも来年受けようと思った」と、就任への大きな思いが実を結び大役の座を射止めた。「職業を生かしてスカーフで健康を守る方法を考え、広めていきたい」と語る。
○…出身はシルクのまちとして栄える群馬県富岡市。「スカーフ大使になれたのも何かの縁かな」とほほ笑む。「病院が好きでナース服を着たかった」と看護師に憧れた中学時代。高校に進学すると「東京に行きたい」と新しい世界への憧れを胸に朝から晩まで試験勉強をし、慶應義塾大学看護医療学部に合格。上京の夢を掴み、看護師への道のりを歩み始めた。「自分が後悔をしないように計画を立てて長期戦で戦うこと」。新しい世界を見るための信条だ。
○…大学を卒業すると病院の看護師として勤務。日勤後に図書館へ直行し夜9時まで勉強する生活を続けた。「治療しても助からないこともある。自分は何をしてあげればいいのか」と思い悩むこともあったが約6年間看護師として患者に寄り添い、現在は健康指導を行う保健師に。「健康を守るには、日々の生活が大切。死と隣合わせの現場に身を置いて、病気の重症化を防ぐには生活指導が大切だと思った」
○…大学時代には172cmの長身を生かして服飾学校のモデルを務めたことも。「当時習ったウォーキングやメイクはもう覚えていないけど、記憶を掘り起こして、スカーフを美しく見せる引き立て役になりたい」。大使就任を機に購入した赤いリップを引き、スカーフの魅力を届ける。
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