バイオリニストでベル音楽事務所代表の牧千恵子さん(大熊町在住・66)が8月5、6日に長崎平和特派員としてペルーで「平和コンサート」と被爆写真の掲示を行う。牧さんは「音楽が楽しめるのも平和だから、その時間を楽しんで欲しい」と話す。
保土ケ谷区出身の牧さんは3歳からバイオリンを始めた。その後、東京芸術大学音楽学部器楽科へ入学。在学中からソロバイオリニストとして越路吹雪日生ロングリサイタルに出演すると、卒業後もソロ活動のほか、クラシックを基調としつつ、様々なジャンルのアーティストとのセッション演奏を行っている。
また、2003年からは、アコーディオン奏者のミヤックさんとのデュオ「ドゥマルシェ」を結成。長崎で出会った被爆者の言葉から想像して作曲した『生きて』を各所で演奏する中で、2011年には二人が長崎市から「長崎平和特派員」に認定されている。
20年以上前から大熊町に住んでおり、センター南の音楽サロンやシェアリーカフェ(中川)などでもコンサートを開催。牧さんがペルーを初めて訪れたのが1999年。この年、縁あってペルーで行われた日本人移民100周年記念コンサートに参加した。その後もペルーを訪問する中でリマ市近郊の貧民街の子どもの食糧支援をする団体「砂漠の一滴」を日本で立ち上げ、同国との関りを深めていった。
現地時間5日は日本時間の6日にあたる。平和コンサートと併せて、ペルー在住の広島県人会の原爆写真展に長崎の被爆写真も掲示し、平和を訴える予定だ。
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