横浜都筑ロータリークラブ新会長の 伊藤 孝仁さん 港北区在住 55歳
世のため動くバンドマン
○…東京横浜独逸学園の生徒を招いての餅つき大会や盲導犬協会への支援などを行う奉仕団体。設立25周年を迎えた今年は「地域社会に根ざした活動がしたい」と区長との意見交換を行うなどより地元での活動に積極的に。子どもへの支援や、防犯、防災への協力を検討中だ。節目の年での会長就任に「楽しみながら、より役に立てる方法を探っていきたい」と抱負を語る。
○…三重県出身。小1から9年間野球を続け、高校ではハンドボール部に入部。野球で培った体力を発揮し、キャプテンを務めた高校3年時には県大会で準優勝。個人で県選抜にも選ばれた。「過酷なんてものじゃない。よく耐えた」と苦笑い。厳しい練習の息抜きにしていたのがバンド活動。「文化祭で演奏してハンドの顧問に叱られたけど当時はなにより熱中した」
○…関西大学を卒業し医療機器メーカーに就職するも、友人に勧められて企業の労務環境を整える社会保険労務士に興味を持つように。1年間勉強に励み、難関である国家資格を取得した直後に独立した。「若造に依頼は来なかった。5年間はアルバイトと掛け持ち」。厳しかった思い出は、現在、副会長を務める神奈川県社会保険労務士会で生かされる。「経験を糧に後輩の手助けや業界の地位確立に尽力したい」と前を見据える。
○…本業に地域活動にと慌ただしい毎日だが、年に2回は約50人を収容するライブハウスに知人のバンドを集めて演奏会を主催。もちろん自身もギターをかき鳴らす。「会場は皆、汗だくで学生気分。仲間の顔を見て嬉しくなる」。ロータリーでの活動を15年続けるのも「笑顔が見たい」という思いから。「活動への賛同者を増やして支援を拡大していきたい」駆け抜ける足を止めることはない。
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