都筑区版 掲載号:2019年9月26日号 エリアトップへ

認知症の妻の介護体験談を区内各所で語る 山根 越夫さん 葛が谷在住 70歳

掲載号:2019年9月26日号

  • LINE
  • hatena

大きな器で人に寄り添う

 ○…ケアプラザ職員の勧めで約2年前から、認知症カフェや都筑警察署などで講演を行っている。家庭的で料理上手、身なりの美しかった妻の様子に違和感を覚え「認知症では」と思い始めたのは約10年前。文献や本を読み漁り、治療を開始するも40年以上連れ添った妻の変貌に戸惑った介護生活。医師としての助言と夫目線の経験談は反響を呼んでいる。「専門家ではないことに迷いもあったが自分の言葉が誰かに寄り添えるかもしれない」

 ○…大阪生まれ京都育ち。母の実家が病院だったことから、小学校の作文に残した「医者になる」の思いは強く、京都府立医科大に進学した。入学早々、研修医制度改善を求める大学紛争が勃発し徹夜でデモに参加。「社会のことを真剣に考えた。生活の綱だった麻雀の気力も必要だったから半分は寝てたけど」と学びに遊びに全力だった青春時代を笑顔で振り返る。

 ○…「器用な手先を生かして社会の役に立ちたい」と医師を志し外科医として30年。山一抗争の発砲事件や阪神淡路大震災などに遭遇し、第一線で治療に当たった。管理職時代に病院の経営改善を任されることもあったが、常に心にあったのは「現場に立ちたい」という思い。帰宅できない激務が続いても「つらい」と思ったことは一度もない。「外科医は天職。人の痛みに寄り添うことのできる医者でいたかった」

 ○…28歳の時に2歳年下の公子さんと結婚。後輩医師を自宅に連れ帰ると食卓いっぱいの料理でもてなし、震災時には近所の公園で積極的に炊き出しを行う妻だった。介護に専念するため6年ほど前に息子のいる都筑区へ。「妻が自分のことを忘れることもある。こたえる。しんどいし、思いが通じずに何度も心が折れた。それでも、妻の笑顔に支えられている」

都筑区版の人物風土記最新6

下平 隆宏さん

サッカー・J1リーグへ13年ぶりに昇格した横浜FCの監督を務める

下平 隆宏さん

南区在住 48歳

2月20日号

志駕(しが) 晃(あきら)さん

映画化された『スマホを落としただけなのに』シリーズの原作者

志駕(しが) 晃(あきら)さん

横浜市在住 57歳

2月13日号

日向 千絵さん

ニュータウン動物愛護会の代表で、3月に被災犬猫支援活動のパネル展を行う

日向 千絵さん

荏田南在住 46歳

2月6日号

坂倉 賢さん

一般社団法人横浜青年会議所の第69代理事長に就任した

坂倉 賢さん

神奈川区在住 37歳

1月30日号

藤井 謙宗(けんそう)さん

(株)横浜スタジアムの代表取締役社長として今年、五輪会場の管理運営を担う

藤井 謙宗(けんそう)さん

53歳

1月23日号

TATSUYAさん(本名:和田辰也さん)

10周年を迎えた(一社)日本ヒューマンビートボックス協会の代表理事を務める

TATSUYAさん(本名:和田辰也さん)

横浜市在住 34歳

1月16日号

田渡 凌さん

男子プロバスケ「横浜ビー・コルセアーズ」のキャプテンを務める

田渡 凌さん

横浜市在住 26歳

1月1日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月20日0:00更新

  • 2月13日0:00更新

  • 1月30日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年2月20日号

お問い合わせ

外部リンク