仲町台で無料の買い物代行支援を行う 宮崎 真理子さん 仲町台在住 48歳
仲町台に幸せ広げる
○…「誰かにしてもらえることを待っているのではなく自分ができる範囲でできることをしたい」。コロナ禍で人出が消えた都筑を思い「この町から元気がなくなるなんて許せない」と買い物支援プロジェクトを立ち上げた。その思いは伝わり、いつしか認知度やメンバーの輪が広がっていた。「行動を起こすことで変化を起こすことができる」。熱い思いは自信に変わっていった。
○…長野県出身。父の仕事の影響で3年に1度の転勤を繰り返していたため地元という存在にどこか憧れがあった。大学のプログラムを利用し、半年間の留学へ。「みんなと同じことをするのは嫌」と留学先はイギリスやアメリカではなくオランダを希望。個人を尊重し前例にとらわれない風土を肌で感じられたことが、「今の仕事につながっているのかも」と振り返る。
○…メーカー勤務を経て、マーケティングや人事などを経験。長時間労働などの働き方に疑問を感じ、人事となって育休制度の見直しを行ったが「これでは何も変わらない」と、保育関係のNPOの職員に。子どもへの医療的なケアの提供や障害児の訪問保育などで子育ての支援を行いながら、その背景にある働き方の変革に挑んでいる。「社会にインパクトを与えながら、新しい当たり前を作っていきたい」
○…「仲町台が大好き」と輝かせる瞳が印象的。都内から、仲町台に住み始めて10年。「せせらぎ公園の豊かな緑があれば安心して子育てができるでしょ」と太鼓判。「うちの子は地域に育てられたようなもの」と笑顔を見せる。「まずは私の半径5mは幸せにしたい。その幸せが広がっていけばいいなって思うんです」。今では地元のようになったこの町で挑戦は続いていく。
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