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公開日:2020.06.25

都筑区内
夏の風物詩、続々中止へ
「密集避けられない…」

  • 松明が幻想的な伝統行事「虫送り」=過去撮影

  • 模擬店が賑わうグルメフェス

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、例年開催されている都筑区内の夏の風物詩の中止を、主催者が続々発表している。横浜市無形民俗文化財の伝統行事や自治会・商店会のイベントなどが中止に追い込まれており、ある商店会長は「密集を避けられないのでやむを得ない」と吐露する。



南山田の伝統行事



 南山田で江戸時代から続くとされる伝統行事の「虫送り」。例年7月20前後に行われ南山田町内会と南山田虫送り行事保存会が主催している。



 かつて田畑が広がっていたこの地区の害虫を松明の明かりで追い出して米や農作物の豊作を願う行事で、2005年には横浜市無形民俗文化財の指定を受けている。到着地の牛久保東なつみかん公園には500人以上が集合し、密集を避けられないことなどを理由に主催者は中止を決断。



 1976年の行事復活から40年以上が経過する中での初の中止に同保存会の齊藤一雄会長は「(終息したら)来年は開催したい」と話す。



商店会企画も



 せせらぎ公園と仲町台駅前などに、多くの飲食の模擬店が並ぶ仲町台商業振興会主催の「グルメフェスタ㏌仲町台」は、7月下旬の週末を予定していたが中止を発表。また、荏田南近隣店舗からなるえだきん商店会の夕涼み会も中止となる。えだきん商店の宮原勇貴会長は「新型コロナの感染を考えると、100%安全を確保できないので今年は開催できない」と中止の理由を語る。



 仲町台商業振興会で9月以降に予定している「乾杯フェスタ」「ハロウィン企画」は現時点では開催の方向だ。一方、センター南商業地区振興会の秋まつりは中止。



自治会関係も未開催か



 都筑区内の住民自治組織、自治会・町内会の夏祭りや盆踊り大会も続々中止が発表されている。



 7単会から構成される佐江戸加賀原地区連合自治会や9単会からなる荏田南連合自治会、茅ケ崎南MGCRS連合自治会などが、今夏の祭りの中止を決定。佐江戸加賀原地区連合自治会の岩嶋伸幸会長は「夏は中止だが、(コロナの状況を見て)秋以降にバーベキュー大会など子どもの思い出になるイベントを企画してあげたい」と話している。



区民まつりは縮小か?



 区内最大の企画、区民まつりは規模を縮小し11月開催を予定している。

 

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