都筑警察署(押部修一署長)で2日に特殊詐欺被害防止に対する感謝状の贈呈式が行われ、詐欺を未然に防いだ区内在勤の5人が表彰された。押部署長は「皆さんの勇気ある行動に感謝する」と話した。
例年、特殊詐欺防止に対する感謝状は個別に行っていたが、新型コロナの影響で、今年度はまとめて一度に開催された。令和2年度の受賞者は、鈴木雄大さん(横浜農業協同組合北山田支店)、小野寺葵さん(横浜農業協同組合北山田支店)、加藤幸子さん(城南信用金庫仲町台支店)、長崎祐造さん(ファミリーマート南山田三丁目店)、沖田森羅さん(ファミリーマート中川駅前店)。賞状を受け取った小野寺さんは、「高齢の方の利用が多いので、お客様の大事なお金を守る最後の砦としてこれからも詐欺を防いでいきたい」と力を込めた。
日々の声かけ大切に
顧客訪問をした際に、顧客が犯人から電話を受けた現場に立ち会った鈴木さん。「本人は気が付いていない様子だったので詐欺を防ぐことができてよかった」と話した。
「振込み時は金額の大小に関わらずもう一度確認することを心掛けている」と話すのは加藤さん。対応した来店客の振込み額は10万円だったが、話を聞いていると内容が怪しく、詐欺であることが分かったという。
沖田さんは、架空請求の振り込みであることに気づき被害を防いだ。「高齢者の利用が多いので日頃から声がけをして話をできる関係を作っている」と話した。
これまでも詐欺被害を防いだことがある長崎さん。「コンビニの利用者が増えていく中で本部からも注意されている。ATM利用者への声かけなど気をつけている」と述べた。
都筑警察署によると、同署管内では10月末までに21件の特殊詐欺が認知されている。=中面の警察特集で特殊詐欺等の事例を紹介。
都筑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>