新型コロナの影響もあり、自然災害があっても避難所に行かず自宅で生活を続ける「在宅避難」が注目される中、茅ケ崎中央の東京ガスライフバル横浜北の社屋に「エマージェンシーハウス」が開設され、20日に開所式があった。在宅避難のノウハウを展示し、「7日間」過ごせる備えを啓発している。
「実物を見ていただくことで皆さんに実感が伝わると思う。子どもたちには問いかけて見せる工夫ができた。こうした施設は今まであまりなかったのではないか」と話すのは東京ガス横浜中央エネルギー株式会社の原文比古社長。
同社が開設したエマージェンシーハウスは非常時の備えを具現化するのを目的に、ショールームの一画に約70平米の展示ブースを整備した。「7日間」をキーワードに壁一面、災害時に自宅で生活するのに必要なものを実物として展示。例えば家族で必要な7日分の飲料水をペットボトルで並べたり、賞味期限が近づいた食料品から使うローリングストックに便利なアイテムを展示したりと、非常時の生活に便利な備えを紹介している。
また実際の家庭を模したした部屋も整備。災害時に強い家電や便利な生活用品のほか、家庭用燃料電池「エネファーム」を設置し、来場者が触れて体験できるように工夫している。
この日の開所式には同社の関係者のほか、開設に携わった関連企業の関係者ら約20人が出席。新たな情報発信の場の誕生を祝った。あいさつに立った同社の小室元次会長は「施設をオープンにして地域の多くの人に見てもらえるよう今後も地域に役立つ取り組みを進めたい」と話した。
今後は同支社が管轄する都筑区、青葉区を中心に小中学校の見学を受け入れるほか、ショールーム一般見学者も利用できるという。施設に関する問い合わせは同支社(【電話】045・943・8880)へ。
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