ひきこもり支援説明会
045-841-2179
コロナ禍で活動が制限される中、地域活動やボランティア活動のあり方を考える交流会が9月15日、荏田東の「かけはし都筑」で開かれた。専門家が「コロナ禍でのチャレンジで得た『新たなチカラ』を大切に数年後を見据えて」と呼びかけ、区内で活動する市民らが熱心に耳を傾けた。
交流会は都筑区社会福祉協議会の主催で、ボランティア・市民活動等分科会(新保芳子会長)が企画した。
講義の講師役を務めたのは、ダイヤ高齢社会研究財団の主任研究員、澤岡詩野さん。『コロナ禍の地域の変化から、ボランティアを考える』と題し、コロナ禍だからこそ見えるボランティア活動の意義や続けるための心得などを紹介した。
澤岡さんは、コロナ禍で数年後の活動を見据える視点について、▽活動を休止してみて改めて考える「活動の意味」▽異なるやり方で「大事にしていること」を続けること▽大事にすべきは「紡いできたつながり」--の3つを挙げ、「活動が長くなればなるほど目的が漠然とするケースもある。今が活動を振り返る機会になるといい」と話した。
講義では、コロナ禍がもたらした地域活動の事例として、町内会掲示板を活用したコミュニケーションや宅配弁当での文通「お手紙弁当」の活動などを挙げ、「守るべきは今までの形ではなく、つながり。これまで紡いできたつながりが力になる。つながりや大事にしてきたことを途絶えさせてはいけない」と呼びかけた。
参加者からは「活動を続けることのコツのようなヒントがたくさんあった」「グループ活動の本来の意味を改めて考えた」「活動者も楽しく活動することに意味があると感じた」といった様々な感想が寄せられた。
同協議会の神山恵理さんは「地域の変化をきっかけに、今まで紡いできたつながりや支え合いを途絶えさせないことの大切さを改めて感じた。これからの活動についてもボランティアグループの皆さんと一緒に考えさせていただくことができればいい」と話した。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|