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市民グループ「緑道ハレバレ会」が都筑区・港北ニュータウン内の緑道を紹介する「緑道ハレバレMAP」を作成し、9月1日から区内の書店などで販売を始めた。2年がかりで緑道や周辺の四季折々の情報を集めてその魅力をまとめた。マップは手書きで、絵地図師で知られる高橋美江さんが手がけた。
「港北ニュータウンは人のデザイン力で出来たまち。中でも緑道は人の創造力の凄さがわかる」「気持ちいいと感じる感覚は何なのか。この散歩道がいかに私たちにとって必要なものなのか、その裏付けができた」などと話すのは江幡千代子代表ら同会のメンバーだ。
同会は70代を中心に子育て世代から90代までの13人で構成される。コロナ禍の2020年に発足し、15回のまち歩き調査を実施。メンバー同士、LINEなどを使って情報を交換し、マップに落とし込む情報をまとめ上げてきたという。
完成したマップはA2サイズで両面カラー。ミウラ折りと呼ばれる折り畳み方で手のひらに収まり、持ちながら散策を楽しむことができる。総延長15キロメートルに及ぶ緑道を全て収め、周辺の施設や花の名所、見所スポットなどを掲載。やわらかいタッチのイラストとともに短い解説コメントで魅力をギュッと詰め込んだ。
裏面には写真入りで緑道の成り立ちや見どころを掲載し、港北ニュータウンの整備に携わった専門家も紹介している。散策する時にスマートフォンの位置情報を活用して現在地がわかるアプリも作成した。
イラストを手掛けた高橋さんは「絵地図の第一人者」と称され、テレビ番組の出演やプロの散歩屋として講師を務める講座でも知られる。「目に見えるものを1層目のレイヤーとして地図に描くが、メンバーの皆さんが集めてきた情報がある2、3層目のレイヤーに大きな価値がある。そういう情報が面白い絵につながる」と話す。
港北ニュータウンは日本住宅公団(当時)を中心に乱開発の防止や都市農業の確立、住民参加のまちづくり、多機能複合的なまちづくりを基本理念として昭和40年代から土地区画整理事業が進められた。そのまちづくりの大きな特色が、地区内の緑道を骨格として公園や民有地の緑地などを連結させた「グリーンマトリックスシステム」と呼ばれるオープンスペースの計画手法。
メンバーのひとり、筑波大学名誉教授で当時公団職員としてまちづくりを進めてきた川手昭二さんは「みんなが良いと思う所をつないでいくのがグリーンマトリックスの考えだった。プランナーが考える緑道のあり方と地元の人たちが考える緑道のあり方が一致したことが面白い」と振り返っていた。
1部500円(税込)。有隣堂センター南駅店やACADEMIA港北店(ノースポート・モール)、横浜市歴史博物館、都筑区役所売店などで販売中。詳しくは同会のホームページ(https://tsuzuki-ryokudo8080.jimdofree.com/)。
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