施設の外観（８月31日）
土地区画整理事業による開発整備が進む川和町に大型商業施設「フォルテ横浜川和町」が完成し、８月31日にキー店舗となるスーパーマーケット「ベルク」がオープンした。この日、まちびらきのオープニングセレモニーが開かれ、同社や地元の代表者らが出席し、地域にとって待望の施設の誕生を祝った。
横浜市営地下鉄グリーンライン川和町駅の周辺西地区では現在、約７・３ヘクタールを対象に「横浜川和の里」と称して、土地区画整理事業によるまちづくりが進めれている。その開発整備をけん引する役割として、先立って完成したのが大規模な商業施設「フォルテ横浜川和町」。
核店舗となるのは「株式会社ベルク」が運営するスーパーマーケット「ベルク フォルテ横浜川和町店」。同社は埼玉県鶴ヶ島市に本社を置き、埼玉県や群馬県を中心に現在は関東地方で１２７店を展開する。横浜市内の出店は今回で２店舗目となる。
この日のセレモニーには同社の原島一誠代表取締役社長や内田尚希店長に加えて、地元の川和町駅周辺西地区土地区画整理組合の岩澤伸夫理事長、川和町内会の前田和廣会長のほか、建設に携わった各社の代表者らが出席した。
挨拶に立った原島社長は「地域社会とともに発展していくことが使命と思い、出店させていただいた。皆さんにより満足していただけるものを提供していきたい。地権者の皆さんがベルクを選んでいただいてこんなに幸運なことはない。皆さんに愛される店舗を目指したい」などと話した。
開店前には開店を待ちわびた利用客が見守る中、関係者らによるテープカットが行われた。店のオープンとともに、利用客が続々と入店し、興味深そうに店内や商品を見て回っていた。
早朝６時頃に訪れたという先頭に並んでいた川和町在住の70代男性は「ベルクはテレビでも取り上げられ、楽しみにしていた。駅にも近いし、バスですぐに来ることができる。便利であることが何より」と話した。
まちづくりに取り組んできた岩澤理事長は「私たちはこの日を待ちに待っていた。これだけ大勢のお客さんに来ていただいて感激している。この施設はこのまちづくりの核になる。ここが出来ないと、マンションなど住宅開発にも影響する。古くから住む人と新しく住む人が共存共栄して川和のまちが盛り上がるといい」と話した。
川和町内会の前田会長は「開発には長いことかかったが、地元の人たちが集まれる場所が出来たことが嬉しい。これからマンションが出来たり、公園が出来たりと、いい環境ができることを楽しみにしている」とまちの発展に期待感を示した。
ベルクのほか、８月31日にホワイト急便がオープンし、９月７日にマツモトキヨシ、モスバーガー、セリア、川和町アット歯科、ヘアーサロンクレドがオープン。今後、９月14日に無印良品、10月４日にエニタイムフィットネスが順次オープンする。
また敷地内には家族で楽しめるスポットとして一部天然芝を使用した広場スペース「ＢＥＬ-ＰＡ！（ベルパ）」も併設。９月10日（土）にはイベントやキッチンカーの出店を予定している。
フォルテ横浜川和（川和町１４０３）のアクセスは川和町駅から徒歩２分。駐車場は２１０台。
セレモニーに参加した関係者ら
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