ひきこもり支援説明会
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認知症への理解を深める「都筑区認知症フォーラム」が10日、都筑公会堂で行われた。「認知症との折り合い方」をテーマに専門医が講師となり、基礎知識やもの忘れ外来、認知症カフェの役割などを説明した。
主催は都筑区認知症サポート連絡会と都筑区役所。認知症を知り、地域で支える仕組みづくりを学ぶことを目的に2009年から毎年開催され、今年で14回目。今回はオンライン配信の閲覧者と合わせて約170人が参加した。
講師を務めたのは「ふれあい鶴見ホスピタル」副院長で脳神経外科専門医・認知症サポート医を務める石井映幸氏。前半では、認知症の基礎知識を説明し「認知症は正しい予防と、適切な対応と地域のサポートでその人らしい生活を維持する共生が大切」と訴えた。
また、認知症と間違われやすい状態として、加齢的変化による生理的もの忘れやうつ病、高齢者てんかんなどを挙げ、認知症を疑う時は、まずはかかりつけ医への相談が大切であることを呼びかけた。
後半は「認知症カフェ」の歴史や役割を説明。現在は国内に推定4000カ所以上のカフェがあることや、認知障害がある患者がカフェを活用して症状が緩和した例を紹介した。
最後は参加者から「家族が認知症かもしれない」「『もの忘れ検診に行こう』と誘うと警戒されてしまいそう」など事前アンケートで寄せられた悩みに石井氏が回答。「認知症ケアは個人で頑張るのではなく、地域のチームで支える時代」と締めくくった。
「コロナ禍で外出機会や人との交流が減った影響で、認知機能の低下が伺える人がやはり増えている印象」と話すのは同連絡会の代表で、認知症カフェを運営する小泉雅二さん。「こんな時だからこそ、こうした取組を通して認知症について知ってもらいたい」と話し、「認知症になっても安心して暮らせる都筑区を作っていきたい。困りごとがあれば近くの認知症カフェやケアプラザに相談して欲しい」と呼びかけた。
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