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公開日:2023.01.05
都田・池辺地区
ワゴン車で地域交通
実証実験始まる
都筑区内の都田・池辺地区で4日、横浜市によるワゴン型車両を使った地域交通の実証実験が始まった。交通不便地域の新たな切り札となるのか、来年3月末まで実施し、本格導入を検討する。市交通局が地域交通としてワゴン車を導入するのは初めての試み。
都田・池辺地区は幅員の狭い道路が多く、通常の路線バスの運行が困難だという。最寄り駅まで徒歩で30分以上かかる地区もあり、特に高齢者や子育て世代を中心に移動手段の確保が地域課題になっていた。
地元の都田連合町内会や池辺町連合自治会のメンバーらが準備会を作って小型バスの運行を検討し、2017年にボランティアバスの運行の実証実験がスタート。2019年12月には「一般社団法人ボラバスと地域福祉の会」として本格運行を開始した経緯がある。
今回の実証実験は、市営バスの路線再編に伴う周辺路線の減便に対応する形で実施される。新たな路線は▽都田地区センター・ケアプラザ▽東方町▽折本町▽淡島神社前▽長福寺前▽仲町台駅▽天満宮▽龍雲寺などを循環する外回りと内回りのコース。1周約7・5キロ。朝7時台から8時台は外回り。朝9時台から夜8時台までは内回り。1時間に1便のペースで運行する。一部にはバス停に関係なく自由に乗降できる「フリー乗降区間」を設けている。
車両は日産キャラバンで乗客定員は12人。横浜市交通局が運行する。運賃は大人220円、小児110円。支払いは交通系ICカードや敬老パス、定期券で、現金は使用できない。
都田連合町内会の村田輝雄会長は「この辺りを巡回するバスは住民の長年の願望だった。都田地区センターもケアプラザも利用しやすくなるので、バスが地域コミュニティを形成する重要な役割を果たすと思う。フリー乗降区間、ICカード支払いの件などまだまだ周知は必要。回覧板やチラシを活用したりと、私たち地域住民も協力して認知度アップを進めないといけない」と話す。
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