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公開日:2023.03.23

都田西小PTA
活動見直し「スリム化」へ
一部をボランティア制に

  • 本部役員と三橋校長(前列右)

 「PTAを、誰もがより気軽に楽しく参加できる組織へ」--。PTA活動の在り方が全国的に問われるなか、都田西小学校PTAでは業務の洗い出しや、一部の委員を2023年度から完全ボランティア制へと移行するなど、組織の「スリム化」を目指した動きが進んでいる。

 「PTAは参加が任意でありながら、役員決めなどに強制的なイメージがつきまとう。時代に合わせ組織の在り方を見つめ直すことが必要だと感じた」と話すのは同校PTAの安田耕市会長だ。

 実際、保護者や教職員へ行った意識調査(2021年)では「PTAについて否定的なイメージを持っている」と答えた人が8割だったものの「活動内容が変わり、可能な範囲であれば参加したい」という肯定的な意見が約7割に及ぶことが分かったという。

 今回のスリム化では、これまで学年ごとに配置されていた 「学年委員」の活動を2023年度からボランティア制に変更。行事の運営などでサポートが必要な際に全保護者に依頼メールを送り、参加を募る形式をとる。

 また、現在の委員へ行ったヒアリングの結果を受け、これまでの活動から「やらなくていいこと」「学校がやるべきこと」などを選別。業務の効率化を図り、負担の軽減を図った。さらに業務が多岐に渡り負担が大きかった「校外委員」をPTAから分離。新組織として独立させるという。

 安田会長は「歴代の保護者や教職員の皆さんの力があってこそ今のPTAがある。だからこそ、大切な子どもたちのためにも、より持続可能な組織になれば」と思いを語った。

 三橋淳子校長は「スリム化により、PTAの輪が良い雰囲気でつながってきている。これからも学校、保護者、地域が協働し『子どもたちのために何ができるか』を考えて形にしていければ」と話した。

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