里親子と縁組親子のためのあそび場所「ことさんち」が4月10日、センター南のスタジオリべニアで開かれた。毎月開催を続け、今月で開設から丸1年。市外からの参加も増え、里親子たちのコミュニティが形成されつつある。
様々な家庭の事情で家族と離れて暮らす子どもたちが横浜市には約700人いるという。このような子どもたちを家庭に迎え入れ、保護者の元に帰れるまで、または自立するまで養育するのが「里親制度」だ。
こうした里親子同士のつながりを作ろうと昨年同所を立ち上げたのが区内在住の、じつなりことみさん。保育士や栄養士など様々な資格や経験を生かした様々な子育て支援を行っており、自身も里親登録を済ませている。
「里親だけの集まりは比較的多いが、里親子たちが集まって一緒に遊べる場所はまだまだ少ない」とじつなりさん。元々は近隣地域向けのイベントだったが、児童相談所や養子縁組あっせん事業者から紹介を受けた親子の参加が予想以上に多く、現在は市内外から毎回4〜5組の申込があるという。
10日も市内外から5組ほどの参加があり、里親子同士で工作や手遊びをなどを楽しんだ。じつなりさんは「里親子は地域の子育てサロンなどに気軽に参加しにくい傾向がある。皆さんがこうした場所を求めてくれていたのであれば本当に嬉しい」と話した。
次回の開催は5月8日(月)。申込や詳細は「ことさんち」で検索を。
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