神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2025年6月5日 エリアトップへ

にっこり食堂 惜しまれながら最終回 牛カレー180人前が完売

社会

公開:2025年6月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
牛カレーが完売し、笑顔のメンバーら
牛カレーが完売し、笑顔のメンバーら

 荏田東のけやきが丘住宅集会所で不定期開催されてきた地域食堂「にっこり食堂」が5月23日、最終回を迎えた。当日は、牛カレーが振る舞われ、集まった約180人の周辺住民が舌鼓を打った。

 にっこり食堂は、地域の子育てサロン「にっこり組」のメンバーを中心に、昨年3月から7人で活動を開始した。元々は「みんなdeごはん(みんなの食堂)」として、他団体が運営をしていたが、コロナ禍で存続が不可能に。その後、コロナが5類へ移行したことを機に、利用者だった「地域のママたち」によって復活を遂げた。

 食堂は、不定期ながら月1回ほどの頻度で開催。メンバーの娘らも自発的に手伝い、「名物受付嬢」として場を和ませていた。代表を務める愛川舞さんは「活動のテーマは『楽しむ』。無理のない範囲で、全員が楽しんで取り組んできた」と話す。しかし、現メンバーの転居などで「今までギリギリのスケジュールで行ってきた」という活動は継続が困難に。メンバー内で話し合った結果、「余裕がなくなり、楽しめなくなるのであれば」と活動終了を決断した。

地域の支えに感謝

 当日は、宮古島産の黒毛和牛を使ったステーキやハンバーグを販売する「B385」=荏田南=の厚意により約10kgの和牛が寄贈され、同店従業員の協力も得ながら、普段の倍の量となる約180人前の牛カレーを振る舞った。牛カレーは開始から1時間30分ほどで完売。ピーク時には長蛇の列ができ「会場の靴置き場に靴が収まりきらないほどだった」とメンバーらは笑顔で振り返る。

 食堂を訪れた、けやきが丘住宅に住む女性は大盛りを注文。「子どもも大人も食べやすい優しい味付けで、お肉もたっぷり。素晴らしい取組だと思うので、今回で終わってしまうことがとても寂しい」と最終回を惜しんだ。

 愛川さんは「最後まで楽しんで活動できて良かった。地域の皆さんが食べに来てくれたから続けられた。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

 現在、食堂の活動に興味を持ち「引き継ぎたい」と名乗りをあげる住民も出ているという。メンバーらは「自分たちも他団体を引き継いで始めた。こうして有志の声が挙がることはうれしい。脈々と続いてくれれば」と期待を寄せる。

牛カレーを頬張る子どもたち
牛カレーを頬張る子どもたち

都筑区版のトップニュース最新6

改定に子どもの意見

いじめ防止基本方針

改定に子どもの意見

小中生から3400件超

6月19日

朝井さんが全国大会へ

剣道・養浩館道場

朝井さんが全国大会へ

男子では初の快挙

6月19日

「感謝」のラストラン

オレンジボーイ

「感謝」のラストラン

7月から常設に移行

6月12日

全国初、短時間預かり始動

横浜市

全国初、短時間預かり始動

子育て支援でモデル事業

6月12日

惜しまれながら最終回

にっこり食堂

惜しまれながら最終回

牛カレー180人前が完売

6月5日

新しいまちづくりへ

あゆみが丘C地区

新しいまちづくりへ

13日に素案説明会

6月5日

小学生と関わる仕事をしてみませんか?

小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 災害に備える

    〜医療・介護の視点から〜

    災害に備える

    ■ケアネットつづき訪問介護部会

    6月19日

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook