勝田町の養浩館道場に所属する朝井希丞さん(勝田小5年)がこのほど、寒川町で開催された「神奈川県道場少年剣道大会(主催/県剣道道場連盟)」の小学生個人戦の部で優勝。10月に鹿児島県で開催される全国大会への出場権を獲得した。区内在住者の全国大会出場は、男子の部では初の快挙となる。
朝井さんは3歳の頃、通っていた幼稚園のカリキュラムで剣道と出会った。以降、剣道に熱中。「もっと強くなりたい」と、小学2年で同館の門を叩き、週5日の練習と年間50回以上の遠征で腕を磨いている。
身長は130cmほどで、周りの選手と比べて小柄だが、持ち前の「ガッツ」で自身より大きな選手にも攻めの姿勢を崩さない。同館の指導者を務める、櫻井裕介さんは「最初は強者にビクビクしていたが、自身の弱点を知り、克服することで成長してきた。向上心の強い選手」と太鼓判を押す。
目指すは優勝
県大会には、連盟に加入する各道場から2人ほどが選出され、合計146人が出場。トーナメント形式で競い合った。朝井さんは準決勝で、遠征などで面識があり「ライバル視していた」池内太陽さんと初めて対戦。「身体が大きく強かった」相手を倒し、勢いをつけた朝井さんは、決勝でも勝利を収め、全国大会出場の切符を得た。同大会で区内在住者が全国大会に出場するのは、13年ぶり。男子では初めてとなる。
朝井さんは「手を抜かず、全力で練習に取り組み、全国大会で優勝できるよう頑張りたい」と闘志を燃やす。
櫻井さんは「目標に向けて、限界を超えて努力ができる選手。このチャンスを活かしてほしい」とエールを贈った。
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