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都筑区 教育

公開日:2025.07.10

都田西小
視覚からも文化味わう
6年生が「和食器給食」

  • 和食器に盛られた給食

  • 和食器を手に給食を味わう児童ら

 都田西小学校で6月30日、6年生の給食が和食器を使って振舞われた。

 同校の栄養教諭を務める山極昌代さんによると、和食器を使った給食は昨年の6年生でも実施されており、今回が2度目。小学校では5、6年生の家庭科の授業で和食について学ぶ機会があり、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されていることなどにも触れている。給食での和食器使用は、食育の観点も踏まえ、児童らが共通の体験を通して、陶器や漆器の歴史や文化的背景を学ぶことで、日本と世界の文化が互いに影響しあっていることなどを知って欲しい、との思いから実施されている。

 使用された和食器は、給食用食器などの製造販売を手掛ける三信化工株式会社=東京都港区=の協力で、食育支援の一環として無償で貸し出しされている。

箸置きも

 この日の給食は白米が椀に、サバの味噌煮が角皿に、磯香和えが手塩皿に、すまし汁が朱塗りの汁椀にそれぞれ盛られ、黒い膳に並べられた。また塗り箸には箸置きも用意され、パックの牛乳以外は、普段とは違う食卓の装いになった。

 普段のプラスチック製の食器との違いから、配膳前から「豪華!」と歓声を上げる児童もいた。

 食後、給食委員長の中田海結さんは「いつもの給食より美味しく感じた。毎日和食器でもいい」と笑顔を浮かべた。配膳を担当した田中睦恵(ちさと)さんは「食器が重くて落とさないか心配だった」と普段と違う苦労を語った。豊川愛梨さんは「いつもの食器は色が無く寂しかったが、和食器は柄があり、技術も感じた」と感心していた。

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