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都筑区 スポーツ

公開日:2025.08.07

スノーボードでプロ登録
兄弟で都筑区から世界へ
加藤漣(れん)さん、楽久(がく)さん

  • 着地を決める漣さん(左)とエアを決める楽久さん(右)=提供写真

  • プロライセンスのボードを持つ漣さん(右)と楽久さん

 五輪や世界選手権で10代の選手が活躍するスノーボードで、東山田中学校出身の加藤漣さん(17・高校3年生)と楽久さん(16・高校2年生)の兄弟が、スノーボードで揃ってプロ登録資格を獲得。来シーズンからプロライダーとして活動することが決まった。

 スノーボードは、日本スノーボード協会(JSBA)が主催する公認大会でポイントを獲得し、ランキング上位に入るか、全日本選手権で3位までに入賞するとプロツアーの参加資格が得られる。

 漣さんは、3月の全日本選手権でスノーボードのストレートジャンプ(SJ)で3位に入賞、楽久さんは、全日本選手権での表彰台こそ逃したものの、ポイントランキングで6位に入り、2人同時にプロ資格を得た。漣さんは、プロ資格取得について「中学の頃からの目標だったのでうれしい」とはにかんだ。楽久さんは「うれしい反面、もう少し上を目指せたかも」と全日本選手権の成績に悔しさを覗かせた。

心身共に成長

 2人がスノーボードを始めたのは10年程前。サーフィンやスケートボード、スノーボードなどさまざまなスポーツを楽しんでいた父・光裕さん、母・あすかさんが、兄弟を一緒に連れていく中で、揃って興味を持ったのがスノーボードだった。「最初は年下の子より滑れなかったが、単純に雪の上を滑るのが楽しかった」(漣さん)、「滑る自分の姿がカッコよかった」(楽久さん)と魅力を語る2人。屋外のスキー場はもちろん屋内ゲレンデのスノーヴァ新横浜(鶴見区)に毎週のように通い、技を磨いた。

 近年はコーチから「雪上だけできてもダメ。日常の生活面から意識を変えて」とのアドバイスを受け、イメージトレーニングや筋力アップ、食事にまで気を配るように。精神面での成長につながり、結果もついてきた。

 今後について漣さんは「プロになる夢が叶ったので、ここで止まらず、もっと上を目指したい」と抱負を語る。楽久さんは「スポンサー契約を結び、かっこいいライダーになりたい」と夢を口にした。

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