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都筑区 教育

公開日:2025.08.21

(株)エリアプロジェクト
奄美大島の中学生と交流
職場体験を受け入れ

  • AIデザインを体験する生徒ら

 センター北でリフォーム業などを営む株式会社エリアプロジェクト(小杉駿介代表)が8月4日から7日まで、鹿児島県奄美大島の宇検村(うけんそん)から来た中学3年生7人の職業体験「島外への職場体験遠征プロジェクト」に協力した。

 宇検村は、豊かな自然と独自の伝統文化が色濃く残る一方、進学や就職を理由に多くの若者が村を離れる現状があるという。同プロジェクトは、一度、進学を機に村を離れた経験を持つ、宇検村地域プロジェクトマネージャーの栄雄大さんが「島外の文化やコミュニティに触れることで、将来の進路や故郷の魅力、自らの可能性に気付くきっかけになれば」と企画したもの。

 栄さんと親戚関係の小杉代表は昨年、奄美大島を訪れた際にプロジェクトの概要を知り、体験先として受け入れることを申し出た。その後、事業費の一部をクラウドファンディングで募り、実現に至った。

 生徒らは、片道6時間以上かけて同社に到着。3DプリンターやAIデザインなどを体験したほか、プロビーチサッカー選手の長(おさ)廉太郎さんの話を聴いたり、スターバックスコーヒーモザイクモール港北店の店頭にも立った。

 プロジェクトに参加した内田翔己(とき)さんは「最初は人の多さに圧倒されたが、さまざまな経験ができ、進学の参考にもなった。このような機会をもらい光栄」と話した。

 小杉代表は「今回の経験を通して、未来への可能性を見出し、羽ばたいてもらいたい」と生徒たちに期待を寄せた。

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