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都筑区 社会

公開日:2025.11.13

11月15日 東京デフリンピック開幕
「理解広まる機会」期待
都筑区聴覚障害者協会

  • 前列左から山下会長、松井初代会長後列左から事務局の仁木慎二さん、理事の仁木尚美さん

 聴覚に障害を持つアスリートのスポーツ大会「デフリンピック」がいよいよ11月15日、東京で開幕する。大会が聴覚障害者に対する社会の理解の高まりや変化への期待について、都筑区聴覚障害者協会の役員らに話を聞いた。

 都筑区聴覚障害者協会は、1994年の都筑区誕生を機に、港北区の協会から分かれ、翌95年に立ち上がった。初代の会長は港北区聴覚障害者協会でも会長を務めていた松井勝さん(81)。発足当初の会員数は10人程だった。現会長の山下智慎さん(58)は3代目。多い時に25人ほどいた会員は現在19人。主な活動は会員同士の親睦を深めるイベントのほか、手話サークルでの指導、他区の協会との合同交流会、年1回の講演会開催、小学校への手話指導など。9月にボッシュホールで開催された手話の日のイベントやデフリンピックを通じて「社会全体が聴覚障害者や手話を理解しようとする雰囲気に変わっていけば」と同会の役員らは期待を込めた。

 また近年はITの発達で手話以外のコミュニケーションも増えたが、言語として「手話」は欠かせないと語る。「例えば手話が『第一言語』のろう者は、日本語が『第二言語』で外国語に近いイメージ。外国語同様、日本語が苦手なろう者もいるので手話は必要」(松本さん)と説明した。

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