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都筑区 人物風土記

公開日:2026.01.22

島根県浜田市長を3期12年務め、昨年10月引退した
久保田 章市さん
すみれが丘在住 74歳

地元に、未来に経験を還元

 ○…新しいまちづくりが始まったばかりのすみれが丘に居を構え、今年でちょうど40年。生まれ故郷の首長を12年間務め終え、昨秋、戻ってきた。転居当時は多忙で「地域のことを全く知らなかった」と自省する。そのため現在は「第二の故郷」を知るためにまちへ出て、「新たな発見」を積み重ねている。

 ○…銀行員の時、将来の幹部候補約20人が集められ、半年間ビジネススクールでみっちり学ぶ機会を得たことをきっかけに「勉強の面白さに目覚めた」。仕事をしながら大学院で修士、博士課程を修了。4つの支店長を務めるなど順当にキャリアを積んでいたが、「勉強をしたい。自分の知識や経験を若い人たちの成長に役立てたい」の思いが日に日に募り、50代で銀行を退職。客員教授を経て、2008年に大学教授になる夢を叶えた。

 ○…市長選への出馬要請は青天の霹靂。ただ伏線はあった。浜田市役所に勤める同級生から、銀行員時代に制定に携わった法律に関する講演を依頼された。これをきっかけに前市長と知り合い、政策アドバイザーに任命された。「この時周囲には『いずれは市長に』の思いがあったようです」と明かす。7年後周囲の思惑が現実となる。

 ○…銀行勤務の時も市長時代も激務は日常茶飯事。「今のような『働き方改革』の時代じゃなかったですからね」と苦笑い。ただ30代の頃からスポーツクラブに入会するなど、健康管理の意識は高かった。市長時代は「垂直移動は階段」と庁舎のエレベーターは使わなかったという。市長退任後は、銀行を辞めてまで就いた大学教授の道に戻る。すでに都内や島根など3つの大学の教壇に立つことが決まっている。「これまでの経験を後進につなげたい」と意気軒昂にほほ笑んだ。

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