都筑区 社会
公開日:2026.10.08
幅広い年代が詐欺被害に 「振り込む前に相談を」 都筑警察署生活安全課・橋本紘課長
巧妙な手口で金銭を騙し取る特殊詐欺や、SNS型投資・ロマンス詐欺などの被害が後を絶たない。都筑警察署生活安全課の橋本紘課長に、最近の詐欺の傾向や対策について聞いた。
――都筑警察署管内での発生件数は?
「今年1月1日から8月末までの特殊詐欺の被害件数は15件。昨年同期比3件増で、被害総額は約8602万円でした。また、今年から統計を始めているSNS型投資・ロマンス詐欺については12件発生しており、被害総額は約4億3085万円に上っています」
――どのような手口なのでしょうか?
「SNS型投資・ロマンス詐欺は、被害者が騙されている期間が長く、被害額が大きくなりがちです。例えば、SNSを通じて知り合い、親しくなった相手が実は詐欺の犯人で、そうとは知らず被害者は次第にその相手との結婚を考えるようになります。すると相手から『将来に向けたお金を貯めるために投資をしよう』などと持ち掛けられ、次第に多額の投資をし、お金を騙し取られてしまう、といったケースがあります。オレオレ詐欺などの特殊詐欺は高齢者の被害者が多いけれど、SNS型投資・ロマンス詐欺は20〜60代など、幅広い年齢層が被害に遭っています」
――特殊詐欺では、どのような被害がありますか?
「例えば、警察官を騙った詐欺が少なくありません。警察官に成りすました相手から電話が掛かって来て『あなたに逮捕状が出ています』と言われる。SNSに誘導され、LINEなどで逮捕状(に見せ掛けたもの)の写真が送られてきて、『あなたが犯罪に関わっていないと言うのなら、それを証明するために、私の指定する口座にお金を振り込んでください』などと言われてお金を振り込んでしまう、という被害です」
――対策は?
「本物の警察官がSNSに誘導したり、逮捕状の写真を見せたりすることはありません。そうした行為は詐欺だと思ってください。また、焦って振り込んでしまうのではなく、『どうしよう?』と思ったら家族や警察に相談してほしいです」
――詐欺以外の犯行については?
「自転車盗が多いです。今年1月1日から8月末までに、都筑警察署管内で169件発生。うち120件が無施錠でした。また、被害者の6割近くが10代の若者です。自転車に二重ロックをすると盗難被害が大幅に減少します。防犯のため、ダブルロックをお願いいたします」
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