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公開日:2026.10.08
横浜市の9月降水量、統計史上最多 都筑区内農作物にダメージ 日照時間は3番目の短さ
横浜地方気象台によると横浜市の9月月間降水量は785・5mm(平年比325%)に上り、1897年の統計開始以降9月の最多を記録した。また9月の日照時間は50・5時間にとどまり、1905年の統計開始以降3番目の短さとなった。こうした天候が都筑区内の農作物の生育にも深刻な影響を広げている。
気象庁の発表では、9月の記録的な多雨は、長雨をもたらす秋雨前線が本州付近に長期間停滞し、活動が非常に活発となったためにもたらされた。さらに台風25号が関東の南海上を北東進したことも要因という。
果実に裂け目
記録的な降雨と日照時間の短さによる農作物への深刻なダメージに、区内の農家から悲鳴が上がっている。
区内でブドウやナスなどを栽培する農家では「今年は甚大な被害が出ている」と肩と落とす。今年は多雨のため、水分を吸い過ぎたブドウやカキなどの果実が割れたり、収穫前に落下したりするなどの被害が平年より拡大している。「カキは平年でも全体の10%ほどは落下するが、今年は50%台ほどの果実が落ちてしまっている」と同農家。また「ブドウもカキも糖度があまり上がらない」と味わいへの影響も出ているという。
「ただでさえ物価高なのに、こうした被害が出ると、農業が成り立たない」と降り続く雨に肩を濡らしながら語った。
新米にも影響
区内でコメなどを販売する店舗の従業員からも大きなため息が聞こえる。ある店舗の店主によると、平年では9月上旬には新米が店舗に並び始める。ところが「今年は半月以上新米が並ぶ時期が遅れている」という。
「1年で一番売りたいのが新米。だから今年はこの雨で売り上げの機会を損失している」と同店主。国内のさまざまなコメ農家とのつながりを深めてきただけに「収穫量が減ると思うので、農家さんたちのことも心配」と話していた。
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