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旭区版 掲載号:2012年3月15日号 エリアトップへ

3月15日に活動報告する「旭区認知症をみんなで支えるまちづくり検討会」の委員長 岡田 孝弘さん 旭区在住 48歳

掲載号:2012年3月15日号

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患者に寄り添い 最期は笑顔

 ○…認知症を診るのは精神科医や神経内科医が主で、外科医は畑違い。そんな中、「オカダ外科医院」(中希望が丘)の岡田院長は、区内の認知症関係機関代表者が集まる「旭区認知症をみんなで支えるまちづくり検討会」の委員長を務めている。「認知症は早期発見が鍵。自分で認識して、精神科に行く人は少ない。だからこそ周りが気付いてあげることが必要なんです」。物腰柔らかな口調で話す。 ○…朝食が思い出せない、日付がわからない、同じ話を何度もする―。どれも認知症の初期症状。これらは問診中の会話で気付くことが多い。「認知症を早期発見できても、その後の地域の見守りが必要」と、関係団体を結びつける会を今年度、旭区と結成した。「近くにいるのに、互いに全然知らなくて。今では三師会をはじめ、行政、家族の方々が手をつないでいる。今後、どう発展させるかが課題」と次年度に意気込む。

 ○…オカダ外科には在宅医療部があり、さらに在宅医ネットよこはま代表を務めるなど在宅医療のエキスパート。認知症を診るようになったのも症状がひどくなると在宅が難しくなるという思いからだ。約20年前の聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院勤務時代は、外科医としてがん末期の患者を多く診てきた。その中で多く聞かれた患者の「家に帰りたい」という声。当時は在宅の概念もあまりない時代だったが、患者の声に応えるべく院内に在宅移行システムをつくり、自ら往診するなど全力を注いだ。

 ○…「オカダ外科に行けばなんとかなる」。地域からは「まちの診療所」として頼りにされる存在だ。1人で外来、在宅を受け持ち、診療後には複数の会議で帰宅が深夜になることも。それでも、患者の死後に在宅生活を家族と笑顔で「良かったね」と振り返る瞬間、全て報われる。「今は無理してるところもあるけど、もう少ししたら仕組みが出来上がってちょっと楽になるかな」。優しく微笑んだ。
 

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