旭区版 掲載号:2012年7月26日号
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横浜アートサイトに参加する「ほっとぽっと」担当スタッフ 和田公一(きみかず)さん 二俣川在住 43歳

心の病 アートで伝える

 ○…地域での芸術活動を通して、街の活性化をサポートする市の取り組み「横浜アートサイト」。旭区からは、精神障害者の地域生活支援拠点「ほっとぽっと」=鶴ヶ峰=が参加する。今年12月まで、心の病を抱える当事者らが地域と関わる場としてイベントを開催する。自身も統合失調症を抱えているが、文化班の担当スタッフとして「当事者の思い」を発信しようと、イベントを企画している。

 ○…「精神障害者は生きづらさはあるけど、決して弱者ではない」。彼らが生きていられるのは自分の頑張りはもちろんだが、誰かの支えが大きいという。そんな思いから、今日から始まるギャラリーのテーマは「ひとりじゃないよ」に決まった。「まさに現代美術。中には『何で?』という作品もあります。でも節々に孤立と向き合う声や、1人じゃない幸福感が伝わってくるものばかりです」。それらは心の病を抱える者だからこそ、生まれた作品だ。

 ○…心の変化に気づいたのは17歳のとき。レポートを作成中、文字の書き方が気になり何度も書き直し、レポート用紙1冊を使い切ってしまうことがあった。本で調べたところ、何度も同じ行動を繰り返してしまう「強迫神経症」に当てはまる節が見られた。当時は病を抱えつつも福祉系や営業の仕事をこなしていたが、次第にストレスが積み重なり、36歳でついにドクターストップ。現在は障害を生かしながら社会とつながろうと、ほっとぽっとのピア(仲間)スタッフとして、仲間たちのサポート活動をしている。

 ○…金髪の長髪という目を引くビジュアルは、自身の生き方の象徴だ。「これは好きでやってるんですけど、偏見への挑戦。『いろいろな人がいていい』ということを伝えたいんです。写メを撮られることもありますけど、気にしません」と、その意志は固い。和田さんは、病気のことは隠さないようにしている。なぜならそれが自分の「特性」だからだ。
 

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