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旭区版 掲載号:2014年6月26日号 エリアトップへ

第96回全国高校野球選手権神奈川大会・開会式の司会を務める 栗原 桃花さん 横浜隼人高校3年生 

掲載号:2014年6月26日号

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野球部の経験が「今の私」

 ○…高校球児たちの夏が、自分の第一声で始まる。「神奈川県中の選手や保護者、ファンが集まるスタジアム。自分がやれるなんて思ってもいなかった」。人前に出るのは得意ではないし、自信もなかった。だが、開会式を間近に控えた今、感じるのは「責任」だ。「司会をやらせて頂くのはとてもありがたい。今までは憧れでしかなかったけど、精一杯頑張りたい」。謙虚な姿勢で意気込む。

 ○…父親の影響で、物心ついたころから夏は高校野球応援が恒例行事だった。幼いころはルールもわからなかったが、次第に短い夏の間に生まれるさまざまなドラマに夢中に。「マネージャーになりたい」という思いも自然と大きくなった。中学の野球部は女子の入部は認められていなかったため、知り合いの勧めから吹奏楽部でトロンボーンを担当。高校では「マネージャーをやる」。そう決めていた。

 ○…中学3年生の初夏、進路に悩んだ。「自分のやりたいことは何だろう」―。決まっていたのは、強豪校でマネージャーをすることと、語学の勉強ができる環境が整っていること。条件が揃ったのが隼人だった。入学後はすぐに野球部へ。父親と水谷哲也監督には、「半端な気持ちじゃできない」と止められたが、反対を押し切って入部。「外から見るのとは全然違って、やっぱり甘いものじゃない」。きつく指導されたこともあったが、「それがあったから今の私がいる」と振り返る。

 ○…「マネージャーも選手の一員」という方針のもと、同部ではマネージャーもユニホームを着るのが伝統。そこも入部の決め手。女子だからという特別待遇はなく、選手との壁もない。それだけ厳しい環境ではあるが、この道を選んだことに後悔はしていない。普段、口にすることはないが、いつも支えてくれる選手への感謝の気持ちは計り知れない。「夏の大会でみんなの全力プレーが見たい。楽しんでくれることが、一番嬉しい」。とびきりの笑顔が出た。

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