昭和40年代から60年代の旭区内の風景をおさめた写真が、写真アーカイブとして旭図書館(川俣浩一館長)のホームページで3月14日から公開されている。開館30周年事業の一環として旭図書館が進めてきたもの。写真は中白根在住の柳澤美光さんが提供した。
写真アーカイブに収録されている写真は白根周辺や鶴ヶ峰、下川井町など区内各所を写した311点(そのうち53点は同一地点で昨年撮影した対照写真)。ひかりが丘団地建設や帷子川河川改修工事など街の変化の記録を見ることができる。写真を提供した柳澤さんは「街は生きている」をテーマに区内の風景写真を撮り続けており、2013年に写真集「あの頃のあのまち〜昭和40年代からの昭和の風景」を自費出版した。旭図書館が写真集をもとに写真アーカイブを作ることを柳澤さんに提案し、事業が進められた。柳澤さんは「今までは自分だけの楽しみだったが、地域の人にも見てもらいたいという欲が出てきた。地域の財産となってうれしい」と話す。
旭図書館は開館30周年事業として、2015年夏ごろから写真アーカイブ事業の準備を進めてきた。旭図書館司書の篠崎順一さんは「旭区は古い写真があまり残っていないため、柳澤さんの写真はとても貴重。教育現場などでも活用してもらえれば」と期待する。
アーカイブは篠崎さんを中心とした旭図書館スタッフらの手により作られた。当時の地図を見ながら写真に写っている建物を特定し、写真集に掲載されていない情報も盛り込んだという。川俣館長は「身の回りの環境の変化を、身近なところから見てほしい」と話した。
また、旭図書館ではアーカイブ公開を記念して、収録写真の一部を紹介する写真展を4月16日(日)まで開催している。問い合わせは旭図書館【電話】045・953・1166へ。
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