旭区版 掲載号:2018年3月1日号
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「どんぐりマルシェ」を初開催する、どんぐりの輪の代表を務める 迫(さこ) 祐子さん 東希望が丘在住 59歳

”道すがら”の出会いつなぐ

 ○…地域交流スペースの二俣川ハウスをスタート地点に、地域で出会ったさまざまな特技を持つメンバーたちが集まった「どんぐりの輪」。初開催する「どんぐりマルシェ」には、手作りが好きなメンバーによる多様なハンドメイド作品が登場する。「メンバーは一人の人間として、自分の生きがいを楽しんでいる人がほとんど」。マルシェが、地域の人々が”自己実現”を探せる場所になることも望む。

 ○…結婚して夫の実家がある旭区に移り住み、自治会や子ども会などの地域活動にも携わってきた。「地域」を改めて考えるきっかけとなったのは、義父の病気が進行して自宅療養になった12年前。懸命に看病する義母の心に寄り添い、話に耳を傾けるヘルパーの姿を見て、「話を聞いてもらえることで、人は救われる」と知った。その後訪れた義父の死は「自分はどこで死ぬのか、これから先、地域でどう生きていくのか」という問いも生み出した。

 ○…「地域でのつながりを作りたい」。その思いから、一人暮らしの高齢者に電話で話を聞く「旭ふれあいコール」の活動、母親たちが互いの話に耳を傾ける場「どんぐりはうす」の立ち上げ、障害者施設でのボランティアなど、さまざまな地域活動に取り組んできた。精神障害者の支援団体「木々の会」が運営する二俣川ハウスを紹介されたのは2年前。リニューアルに向けた運営メンバーの一人になった。「自分がやりたかったことに挑戦できる”場”に出合えた」と感謝した。

 ○…「場所があれば多様な意思を持つ人々がそこでつながり、何かを始められるきっかけになる」。二俣川ハウスでその思いを実現させるため、昨夏から継続して、さまざまなイベントや講座を企画してきた。「好きな言葉は道すがら。目標まで遠くても、寄り道しながら歩いていきたい。思いに共感してくれる仲間を増やせたら」。偶然も大切にしながら、地域での出会いをつなぎ形にしていく。

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