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旭区版 公開:2018年5月24日 エリアトップへ

「第53回神奈川県看護賞」を受賞した看護師(県立がんセンター副院長) 伊藤 清子さん 南区在住 60歳

公開:2018年5月24日

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現場の知恵で働き方改革を

 ○…長年にわたり臨床と看護教育の現場運営に貢献したとして、県の看護賞を11日に受賞した。「驚いたけれど、光栄なこと。多くの同僚や患者様、家族のおかげで看護師を40年間続けてこられた。感謝の気持ちでいっぱい」と微笑む。「患者様のために、質の高いケアを提供したい」という思い一筋で歩んできた。

 ○…8人兄弟の三女。幼いころから子どもが多く集う環境で育ったため、「子どもに関わる仕事がしたいと強く思っていた」。中学生のとき、小児科の看護師を志す。短期大学を卒業後、県立こども医療センターに入職。小児がんや難病と闘う子どもたちのケアを重ねる中で、看護師の”原点”が作られた。「子どもたちは皆、心から明るくて優しかった」。一方で「もっと何かできることがあるのでは」と看護師としての可能性を模索し始めた。

 ○…仕事で気づきを得る度に専門的に学ぶため、勤務しながら学校へも通った。「患者様のために、看護師自身が元気に働ける環境づくり」をモットーに掲げ、2005年からは医療安全管理者として働き方改革に取り組んできた。12年から4年間在職した県立循環器呼吸器病センターでは、看護師が2人体制で仕事に取り組む「PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)」を県立病院で初めて導入。現在も、がんセンターで勤務体制の見直しを図る。「改革は内から考え、変えていくもの。現場の知恵で元気に働ける仕組みや環境を作りたい」

 ○…夫の趣味である「日本の城めぐり」に付き添っていたところ、自身もはまってしまった。地方へ学会で赴いた際には、各地の城をチェックし見学している。「木造のシンとした空気に癒される。急な階段は少し怖いから、元気なうちに回らないと」と笑った。

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