旭区版 掲載号:2019年5月23日号 エリアトップへ

今年度から旭区俳句会の会長を務める 麻生 明さん 若葉台在住 72歳

掲載号:2019年5月23日号

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多様な価値観 十七字に

 ○…旭区内で活動する11句会と3小中学校から成る「旭区俳句会」。約30年前に文芸振興を目指して発足し、現在は約200人の俳句愛好者が参加する。毎年6月の俳句会と11月の作品展が主な催し。前任者からの推薦を受けて今年4月から会長を務める。俳句ブームの昨今、「集中して作り上げる俳句は脳の活性化や健全な心を保つことにも効果的。子どもから大人まで興味を持つ人を増やせたら」と意気込む。

 ○…俳句を始めたのは仕事で多忙を極めていた40代前半のころ。「日々仕事に追われてストレスを抱えていた」。通勤途中の車窓から景色を眺めていると言葉が頭に浮かび、並べると五・七・五のリズムになっていることに気付いた。両親らも愛好していた俳句は「心のバランスを保たせてくれた」。テレビの講座で観た俳句文学者の佐伯昭市氏に直接電話し、同氏主催の俳句結社「檣頭(しょうとう)の会」に入会。妻も愛好者となり若葉台で句会を立ち上げたほか、現在は同人誌「海鳥」の副代表や全国区で活動する横浜俳話会の顧問なども務める。

 ○…「俳句には表現の多様性がある。季語一つにもその人の価値観が現れるから面白い」と話す。仲間同士のコミュニケーションも魅力の一つ。「作ったら見せたい。人と人との触れあいがあるから楽しい」。俳句を作り始めると小さなものに目がいくようになる。「何でもないものに真実がある。本当に言いたいことは言わず、さりげない表現で伝える我慢の文化」

 ○…スポーツ愛好者でもあり、野球やゴルフ、陸上と打ち込んできた。先日は神奈川マスターズ陸上競技記録会の短距離に参加。「ダッシュできる身体を維持するためにジムにも通っている」といきいきした表情。自分自身を常に見つめながら、豊かな日々を刻む。

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