サンハート演劇祭で脚本を担当する 阿部 ゆかりさん 上川井町在住 61歳
誰もが輝く演劇を一緒に
○…旭区誕生50周年記念事業の一環で、9月から稽古が始まるサンハート演劇祭で脚本を担当する。出演者や裏方スタッフまで、参加者は一般から募集。集まった人々で協力して演劇作品を作り上げる。現在執筆を進めているが「セリフの多い少ないに関わらず、皆が出てよかったと思ってくれるような作品にしたい」と意気込みを語る。
○…4年前にサンハートのワークショップで演劇に出合い、演技や脚本の執筆を経験。学生時代から音楽活動に取り組み作詞の経験もあったことから、「言葉を選ぶという意味では作詞も脚本も同じ。面白くて勉強したくなった」とのめり込んだ。通信教育や講座などで脚本について学びつつ、サンハートでの演劇ワークショップにも参加を続けた。昨年にはサンハートを通じて知り合った女優・五大路子さんが出演し、自らが書いた横浜大空襲を題材にした作品「スカートをひるがえして」が上演された。「書き終わってしまえば作品は手を離れるけど、やり切った感じはあった」と達成感をにじませる。
○…大阪府出身。結婚後に神戸へ移り、15年ほど前に夫の仕事の関係で旭区へ移り住んだ。旭区へ来てから友人に声を掛けられて始めた地域活動が朗読。若葉台地区センターを拠点にする「朗読劇団ユーカリスティア」の脚本・演出として、約10年にわたり老人施設や学校などで公演している。
○…演劇を始めて得たものの一つが新たな仲間たち。素人から始めた身だが、サンハートでの演劇は周りも未経験からの参加が多く、皆で協力して学び合ってきた。今回も経験や世代を問わず仲間を募っており、新たな出会いを楽しみにしている。「いくつになっても新しいことを始められる。一人ひとりが輝く演劇を皆で作りたい」
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