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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2020.04.16

日本産アロマ研究家として、市内外で活動する
高橋 久美子さん
市沢町在住 48歳

香りで伝える植物の力

 ○…日本産アロマ研究家として自宅でサロンを開き、アロマトリートメントやワークショップを展開。植物から作った精油をさまざまな形で活用し、その魅力を伝えている。「小さな瓶の蓋を開けると、香りで穏やかな気持ちになれる」と魅力を語る。

 ○…植物好きが高じてアロマの勉強を始めたのは15年ほど前。資格を取り、9年前に現在の自宅へ移ったことを契機にサロンを始めた。「資格を取った当時は精油に使われる材料のほとんどが海外産だった」というが、近年では日本産も増加。その中でも爪楊枝などに使われる「クロモジ」の香りに惹かれ、その良さを伝えたいと日本産のアロマに注力してきた。「クロモジは安眠にもいい。日本にもたくさんの植物があるけど、それぞれの香りで作用も違って植物の力はすごい」。自宅の庭にはたくさんの植物があり、緑に囲まれた毎日を過ごしている。

 ○…今年2月には県西部の松田町で余っていたユズから作った精油を商品化。「自分でアロマを作る夢が叶った」と笑みを見せ、神奈川県産のアロマとして売り出された。さらに同町のレモンを使った精油も5月に発売予定で、両商品はふるさと納税の返礼品にも登録されるという。「いつか自分の住む旭区の材料で作れたらいいな」

 ○…1月から2月にかけては、二俣川小学校で児童に向けた香りの体験教育「香育」を実施。精油を作る過程を間近で見せ、校内で育ったユズやレモンを使った蒸留水で児童たちと一緒にアロマスプレーを作った。子どもたちに対してアロマを教える機会はこれまで少なかったが、「今後も依頼があれば、もっと子どもたちにアロマについて教えていきたい」。世代を問わずアロマの魅力を伝えていく。

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