神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2020年12月3日 エリアトップへ

さちが丘 “蔵さくら”に感謝 伐採惜しみコンサート

社会

公開:2020年12月3日

  • LINE
  • hatena
切り株を前に行われたコンサート
切り株を前に行われたコンサート

 地域住民に愛されるさちが丘の”蔵さくら”と呼ばれる大樹が宅地開発により伐採。桜への感謝の気持ちを表すため、地域住民らでつくる「蔵さくらお別れ会実行委員会」(西村直子リーダー)が主催し11月21日、「お別れミニ・コンサート」が開催された。

 「蔵さくら」があったのは、二俣川駅北口から二俣川小学校方面の丘を上がった先の住宅街の一角の民有地。宅地開発されることを知った西村さんらは「どうにか桜を残せないか」という思いから「蔵さくら保全会」を結成。署名活動を通し、保全に向けた試みを行ってきた。しかし、開発計画は進み9月4日、桜は伐採された。

演奏と合唱で別れ

 お別れ会は「広く多くの人に愛された”蔵さくら”に感謝の気持ちを伝えたい」という住民らの思いで計画された。開発を行う三井不動産レジデンシャル(株)も「保全会主催であれば」と場所を提供。参加者が歩きやすいようにと会の開催を前に造成工事の下準備を行ったという。

 当日は、地域住民ら約140人が参加した。西村さんの友人の孫で、桐朋学園大学音楽部2年生の飯塚歩夢さん(瀬谷区)がバイオリンを生演奏。『千の風になって』『川の流れのように』のほか、最後は『童謡 故郷』が参加者の合唱に合わせて演奏された。飯塚さんは「多くの人たちに愛されている桜。皆さんのお気持ちに寄り添えるような選曲をしました」と話した。

 また、西村さんは「お別れ会が桜への感謝と祈りの日になれば」と話した上、「伐採された桜は腐っているわけではないので、可能性があるのであれば、桜の株をどこかに移植できれば」と思いを語った。

伐採前の“蔵さくら″=同会提供
伐採前の“蔵さくら″=同会提供

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

今の風景を次世代へ

写真と楽しむ会

今の風景を次世代へ

原中コミスクで作品公開

4月25日

活性化へ3者協定締結

若葉台団地

活性化へ3者協定締結

大学の専門性を生かす

4月25日

歩道橋にEV設置へ

三ツ境駅北口

歩道橋にEV設置へ

市、25年度の完成目指す

4月18日

知る会で地域住民と交流

ウクライナ避難民

知る会で地域住民と交流

鶴ヶ峰の犬飼さんが企画

4月18日

森ラボ(旭区)が受賞

横浜・人・まち・デザイン賞

森ラボ(旭区)が受賞

地域住民と芸術作品制作

4月11日

「居場所」担い20年

親子のひろばまんま(瀬谷区)

「居場所」担い20年

25日から周年行事

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook