生活に困る区民に向け、旭区社会福祉協議会(旭区社協)と万騎が原地区社会福祉協議会は3月7日(日)、食品などの無料頒布会と生活相談会を開く。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で生活が苦しくなっている人への支援として企画され、区社協では区内他地区での展開も見据えている。
「誰もが安心して暮らせる自分らしく暮らせる福祉のまちづくり」を目指し、地域の福祉課題などに対応している社協。昨年は新型コロナの拡大から生活に影響を受ける人が増加したため、旭区社協は旭区民生委員児童委員協議会と共に、ひとり親世帯に向けた旭区産野菜の無料頒布会を12月に開催した。会場の旭区福祉保健活動拠点「ぱれっと旭」には25組が訪れ、野菜の配布と各自が抱える悩みの相談などを実施。参加者からは「野菜を無料でいただけてとてもありがたい」「とても助かります。またお願いします」といった声があがったという。
「継続が必要」
万騎が原地区社協の石原泉会長は区社協から実施後の報告を聞いて「見えないけれど、困っている人は多くいることがよく分かった」と振り返る。12月の開催後も新型コロナの影響が続いていることから、「継続した支援が必要だし、少しでも困っている人の手助けができれば」と、さらなる支援を検討してきた。その結果、まずは旭区社協が主催、万騎が原地区社協が共催する形で開催が決定。区内他地区での実施に向けた検討も続いているという。
今回は万騎が原ふれあい連合会館(旭区万騎が原47)が会場で、3月7日の正午から午後4時に開催する。手指や提供物品の消毒、マスク・フェイスシールドの着用など感染拡大防止対策を講じて実施され、寄付などで集まった食品や日用品を無料で提供。また、区社協やケアプラザ職員が生活に関する相談にも対応する。
フードドライブで募集
万騎が原地区社協では今回の頒布会に向け、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄るフードドライブを実施中。提供するための物品を募っている。募集対象となる物品は米などの穀類や缶詰、インスタント・レトルト食品、菓子、調味料、乾物、飲料といった食品のほか、洗剤や紙おむつなどの日用品。賞味期限が2カ月以内や開封済み、冷凍・冷蔵・生鮮食品、アルコール、ペットフードは対象外となる。
寄付は万騎が原地域ケアプラザと旭区社会福祉協議会(平日のみ)で頒布会前日の3月6日(土)まで、6日午前10時から午後4時までは万騎が原ふれあい連合会館でも受け付ける。万騎が原地区社協事務局長の菊池南欧子さんは「多くの方の協力で企画できました。様子を見に来るだけでも気軽にお越しください」と話している。
問い合わせは万騎が原地区社協の石原会長【電話】045・361・5659、または菊池さん【電話】045・391・2598へ。
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