レーシングカートのレーサーとして活躍する 柳沢 響月(きづき)さん 中白根在住 13歳
好きを極め、夢へと邁進
○…レーシングカートの世界に魅了されたのは2歳のとき。食い入るようにテレビ画面を見つめる姿に気づいた祖母が録画を流していたところ、次第にテロップの英語まで口にし周囲を驚かせた。「速いスピードで競り合うところがかっこよく思えた」。小学校に上がると実際に走行する楽しさを覚え、2年生で本格的に練習を始めた。祖父が買ってくれたマイカートで数々のレースに出場し、キッズ時代はシリーズチャンピオンや、トップクラスの公式戦・全国大会で3位と、華々しい成績を残してきた。
○…当初から心掛けてきたのが体重管理。この競技では軽い選手はウエイトを付けるため重心が安定しやすく、スピードも出るので有利になる。「始めたときからウエイトが必要ないほど身体が大きかったので、痩せるために夜ご飯を軽めにするなど工夫した」。今も試合前にはエクササイズをしたり夕飯の時間を早めたり、成長期ならではの方法で健康的に身体を絞る。さらに、マシンにこだわり、丁寧な走行を心掛けて技術を磨きタイムの向上を図ってきた。
○…学校生活も謳歌し平日はバレーボール部員として汗を流す。週末になるとレーサーの顔に。小学生の頃は毎週末中井インターサーキットを訪れたが、今は学業と両立するため土日どちらかの限られた時間で大井松田カートランドで練習に励む。「昔からこの生活だから大変さは感じない」
○…趣味は菓子作り。甘い物好きが高じて、食べたくなると得意の抹茶ケーキなどをパパっと一人で作る。F1のミニカー収集も幼少期からの楽しみだ。将来の夢はF1ドライバーや車関係の職種に就くこと。「チームやファンへの対応が良いランド・ノリス選手みたいな人に憧れる」と羨望の眼差しで語る。
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