星槎高校=若葉台=を拠点に活動する創作和太鼓集団 打鼓音(だこおん)の小・中学生チーム「打鼓音ジュニア」と打鼓音職員の江下光利さんが9月5日、「太鼓祭 東日本・北日本大会」で優勝。日本一決定戦の出場権を手にした。
「太鼓祭 日本一決定戦」は、太鼓界の4大大会と評される権威あるコンテスト。この大会への出場権をかけた戦いが、東・北日本と西・南日本の2地域で行われた。ジャンルは組太鼓一般の部・組太鼓ジュニアの部・大太鼓の部の3つ。
演奏前後の所作も注力
打鼓音ジュニアは組太鼓ジュニアの部に出場。予選を通過した東・北日本の強豪8団体と競い、2位を3倍近い点差で離して圧倒的なレベルの高さを見せつけた。
演目は、2011年の同大会で打鼓音が初優勝を果たした際に演奏して以来、封印してきたオリジナル曲の「打〜ism〜」。各パートが細かく高い技術を必要とする演目だが、次世代への継承を目指して選曲し、小学3年生から中学3年生までの12人が挑んだ。
また、演奏前後の太鼓を運び込む所作や立ち居振る舞いにも気を配り、観客に感謝の思いが伝わるよう心掛けたという。
ジュニアとして最後の大会になる中学3年生の野崎姫愛さん・宮本里菜さん・羽田野結詩さん・堀込凪さんは、「レベルの高い曲で合わせるのが大変だったが、達成感も味わえた。次の大会でも楽しく演奏できるようがんばりたい」と話す。
10年越しに夢叶え
大太鼓の部に出場した江下さんは力強く迫力ある演奏で魅了し、10年以上挑戦し続けてきた同大会で初優勝を果たした。
江下さんは小学4年生から打鼓音の和太鼓教室に通ってきた人物で、今回の太鼓祭で日本一を取ると4大大会を制してレジェンド入りを果たす。「演奏する自分自身が楽しんで全国制覇を目指す」と意気込みを語る。
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