旭高校(広瀬邦彦校長)に今年度、女子サッカー部が設立した。現在、2年生の部員3人で仲間を募集するとともに、夏の大会出場に向けて日々励んでいる。部をけん引する奥村美海(みう)さんは「サッカーを一緒に楽しめる部員を集めて試合をしたい」と意気込む。
女子サッカーの競技人口が以前に比べ増加する一方で、部活動で女子チームがある公立高校は数少ない。今春行われた インターハイ予選には10校が出場。横浜市内の公立高校からは神奈川総合高校しか出場していない状況だ。
校長の一言がきっかけ
部員の一人である坂本朱璃(しゅり)さんはサッカー経験者。入学以来、男子サッカー部のマネージャーを務めていた。ある日、サッカー部の練習に同校のサッカー部OBで全国大会にも出場した広瀬校長が顔を出し、坂本さんに「サッカーをやりたくならないの?」と質問。これが創部のきっかけとなった。もう一度プレイをしたいという思いを持っていた坂本さんが、同じく経験者の奥村さんに声をかけ部員を募集。噂を聞きつけた小川真由さんも加入し、4月から正式に始動した。
6月の選手権出場へ
現在は平日の2日間放課後に活動し、朝は男子に交じって練習。週末はグラウンドの確保ができれば練習を行っている。他の運動部のように、毎日練習できる環境でないことを踏まえ、広瀬校長は場所の確保のため、今後は校外での練習も視野に入れているという。目標は6月の選手権大会予選リーグへの出場。1年生の勧誘や2・3年生の経験者に助っ人を頼むなど、日々、部員集めや練習に励んでいる。
小川さんは「仲間とパスをつないで勝利を目指すのがサッカーの魅力。まずは、部員を増やしていきたい」と話す。広瀬校長は「サッカーを続けられる場があれば、自然と女子選手も集まるはず。地域からの応援もあるので、応えていければ」と語る。
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