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旭区・瀬谷区 コラム

公開日:2026.03.19

ヤドリギ
瀬谷の生き物だより 194
文:山村卓也 (瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(瀬谷環境ネット)

  • 瀬谷の生き物だより 194 (写真1)

  • 瀬谷の生き物だより 194 (写真2)

 秋に紅葉した葉が散ると、大木の梢に薄緑色のヤドリギが目立つようになる。全体が大きなボール形をした珍しい着生植物である。ビャクダン科ヤドリギ属で、サクラやエノキ、ケヤキ等の落葉高木に「宿る木」なのだ。宿主の大木から養分や水分を吸収するが、自らも光合成をするので、ヤドリギは半寄生の常緑多年生植物と言える。

 薄黄色の地味な花は早春に咲く。雌雄異株なので、雌木にだけ12月頃から黄色い果実が熟してくる。ヒヨドリも食べに来るが、冬鳥のキレンジャクやヒレンジャクとの共生関係が有名だ。

 ヒレンジャク達が排出したヤドリギのタネは、強い粘液によって大木の幹や枝に付着する。そこで発芽し、一対の葉を1年に1回出す。そのため成長は極めて遅いのだ。

 上瀬谷の花博予定地には、巨大なヤドリギが着生していた山桜があったが、工事用フェンスで見えなくなった。本郷のあじさいの里にあったケヤキも無くなり、今は日枝社の大ケヤキに、数株のヤドリギが見られる。

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