こども自然公園を18年にわたり、撮影し8月19日から募集開始の講座の講師を務める 鈴木 清美さん 南本宿町在住 63歳
「毎日、大池の変化が楽しみ」
○…5年前から、こども自然公園でデジタルカメラのテクニック講座を行う。カメラの基本操作方法を伝える他、18年にわたり毎日撮り続けてきた公園内で、自然の撮影の仕方を伝授。小学5年生から参加可能なため、難しい言葉は使わず、わかりやすい説明を心掛けているという。「カメラのテクニックはもちろん、自然や季節を感じてほしいです」と語る。
○…南本宿町で曽祖父の代から続く園芸店の長女として、大学卒業後から家業を手伝ってきた。40歳の頃に、父から「これからはパソコンの時代だ」と勧められ習い始める。スキルが上達するうちに、画像の編集も学ぼうと、デジタルカメラを使い始めた。「課題のために職場を撮っていたけど、撮れる物も限られているから」と近所の大池公園に足を運ぶと、青く美しいカワセミに魅了された。「カワセミがあまりにキレイで毎朝公園を訪れるうちに、日々の変化に気づき、それが楽しくなって」とほほえむ。
○…本宿小学校、万騎が原中学校出身。幼少期は小児ぜん息に悩まされ、家の中で三輪車や滑り台で遊ぶ生活だった。その反動もあって、大学入学後はスキーやスノーボード、ボディーボード、ウィンドサーフィンなどアクティブに遊び回っていたとか。「冬は雪山、夏は海。楽しかったな。今度、スキーをしながら写真を撮りたい」
○…毎日の撮影で気づくことは決して良いことだけではない。地球温暖化による生態系の変化を感じることや、釣り糸や外来種などによって傷つけられた鳥を撮影することもある。「自然環境を元に戻すことは難しいけれど、変化を見ているからこそ、これ以上悪くしたくない」と真剣な眼差しだ。その強い思いを込めた写真によって、訴え続けていく。
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