旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2023.02.16
3月に今宿地区センターと都岡地区センターで飾り巻き寿司づくりの講師を務める
佐々木 文子さん
今宿在住 75歳
楽しくて美味しい趣味を
○…人気キャラクターや花、電車までも表現する飾り巻き寿司。40年ほど前に、テレビで房総半島伝統の太巻寿司を見て、一目で「これやりたい」と感じた。その後、偶然目にした飾り巻き寿司を作る職人に手紙を書き「レシピ本があるか聞いたら、手紙の返事と本が送られてきて」。まずは本を頼りに独学で楽しんでいたが、8年前に寿司職人の元で本格的に習い始めた。
○…習い始めて半年ほど経った頃、職場の同僚に飾り巻き寿司を作ると「教えてほしい」と頼まれた。そこで、月に1度自宅で仲間に教え始め、次第に友達の友達へと広がったため、サークル活動として地区センターで行うように。その後、講師の資格も取得し、「ありがたいことに地区センターのスタッフさんからの声かけもあってね」と単発の講座も開催してきた。コロナ禍で活動が難しい日々が続いたが、今月からサークルなども再始動している。
○…茨城県出身。子どもの頃から「料理と食べることが好きだった」と話す。高校卒業後は都内の短期大学に入学。大好きな料理を学び、家庭科の教員免許を取得。高校の教諭も経験した。旭区に引っ越してきたのは教諭を辞め、結婚して1年経った頃。以来、地域活動にも積極的で、飾り巻き寿司の他、社交ダンスも趣味。「昔から習っていてね。今は競技などは出ないけど健康のために続けています」
○…今の目標は夫婦で健康でいること。その上で、「これからも飾り巻き寿司を作り続けたい」と話す。また、作るだけでなく人に教えるためのレシピ作りも「楽しみ」と笑顔。並べられた作品の写真には、子どもたちの間で流行るキャラクターや、旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」も写る。
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