旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2023.05.11
4月1日付で神奈川県立がんセンターの新病院長に就任した
酒井 リカさん
藤沢市在住 58歳
決意の恩返し
○…神奈川県立がんセンターでは初めてとなる病院長の公募に、副院長兼血液・腫瘍内科の部長という立場もあり「お世話になってきた恩返しができたら」の思いで応募した。歴代の病院長に比べ、年齢が若かったので「光栄だが、びっくりした」と正直な思いを吐露した。病院は現在、より高度な医療提供病院としての評価を受けるべく、日本医療機能評価機構の受審を目指している。新病院長として「県内だけでなく日本、アジア、世界で有数の専門病院に成長するためのステップとして、全職員一丸となって準備を進めていく」と力強く語った。
○…長崎県の生まれ。父の転勤で幼稚園の年長時に横浜へ移り住んだ。叔父2人が医師だったことなどもあり、小学生の頃から医師は「身近」で「なりたい」職業の一つだった。横浜市立大病院での研修医を務めた後、レジデントとして最初に赴任したのが同センター。「癌の専門医として育ててもらった」そんな思いが病院長として手を挙げさせた。
○…センターは現在の実家(上白根)に近く「裏道を使えば15分ほど」の恵まれた環境。ただ当時は仕事も遊びも「24時間戦えますか状態。病院に住んでいるようで、全然実家に帰らず怒られてました」と舌を出す。結婚を機に辻堂に住む現在は「近いので、平日は結構実家にいます」と笑った。
○…職責が代わり「集中する業務が変わったので慣れていないこともあり精神的には少し疲れやすいですかね」とポツリ。住まいは海に近いので、週末に海岸をのんびり散歩する。「綺麗ですよ。富士山が見えて、江ノ島が見えて、烏帽子岩が見えて」。何も考えず茅ヶ崎まで往復たっぷり3時間かけ、気分をリフレッシュし英気を養う。
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