戻る

旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.05.18

上白根コミュニティハウスで花結びバッグを教える
高塚 直美さん
上白根町在住 55歳

自分らしくオリジナルを

 ○…紙製の「エコバンド」で編むバッグを15年以上にわたり指導する。上白根コミュニティハウスでは毎年、バッグやリースなどの講座を開催。今回は少し難易度が高い、エコバンドを花の形に結んで編むバッグの作り方を教えている。「難しくて諦めかけてしまいそうなところを励ますことに、教える楽しさがあります」とにっこり。「大丈夫ですよ」と声をかけながら、生徒の作品の制作を手伝う。

 ○…エコバンドと出会ったのは、17年前。夫の転勤先だった沖縄県で、友人に教わったのがきっかけだ。「自分でバッグを作れば、好みのサイズや色にできるし、人と同じではないオリジナルを作れることに惹かれました」。オリジナルバッグで出かけると友人からも「教えてほしい」と声がかかり、始めて1年ほどで指導を開始。夫の実家がある旭区に引っ越してきてからも「教えてほしいと言ってくれる人が絶えなくて。やめられないですね」と笑う。

 ○…東京都立川市出身。幼い頃から好奇心はあったものの、自分の殻に閉じこもる性格だった。「いない人の悪口を話す人を見て、日本特有の本音と建前に苦手意識があって」。以来別の世界に興味を持ち、短大卒業後にJALに就職してCAに。海外を飛び回るうちに、日本人のきめ細かさや文化に目が向くようになった。「外を見て、苦手意識など自分を苦しめていたものが解けた。今は自分らしさを大切にしています」と天真爛漫な笑顔。

 ○…現在は子育てを終え、食品販売の仕事をする傍ら、オンラインでアメリカに住む友達にバッグ作りを教える。「コロナも落ち着いたので、アメリカやヨーロッパに行って教えて、広めることができたら、おもしろそうです」と意気込む。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

旭区・瀬谷区 人物風土記の新着記事

旭区・瀬谷区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS