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公開日:2023.06.01

横浜商大高杉江莉々香さん
個人の部で全国へ
女子フェンシング

  • 雪辱に燃える杉江さん

 横浜商科大学高校(白根)1年の杉江莉々香さん(神奈川区在住)が、フェンシング個人戦女子フルーレで2位に入り、上位2人に与えられるインターハイ(高校総体)出場の切符を手にした。杉江さんは"ライバル"に勝利しての日本一を目標に掲げた。

「勝ちたかった」

 上位5選手の総当たり戦を4勝1敗で2位となり、1年生でインターハイ出場を決めた杉江さん。しかし「勝って出場したかった」と喜びよりも悔しさを滲ませた。その勝ちたかったという相手が、杉江さんに勝ち、3連覇で高校総体出場を決めた貫井由羅さん(法政二高3年)だ。杉江さんは剣を交えた印象について「一瞬の隙も見逃してくれなかった」と表情を曇らせた。

 高校総体は8月2日から北海道で開催される。残り2カ月。「長いようで短い。自分の課題を見つけて、日々のトレーニングを大事にし、技術を上げていきたい」と雪辱に闘志を燃やした。

167cmの長身

 杉江さんがフェンシングを始めたのは4歳の頃。自宅の近くに横浜商大高OBの桐山充さんがフェンシング教室を開いたのを親が聞きつけ、通い始めたのがきっかけだった。当時は「剣が怖かった」という杉江さん。週に1度の練習も厳しく、辞めたいと思ったこともあるという。それでも年々上達。小学3年生から全国大会に出場すると、中学3年生で全国中学生フェンシング選手権大会でベスト8に入る実力を身につけた。

 フェンシングの魅力を「相手との駆け引き」と語る杉江さん。フルーレは、胴体への突きのみが得点となる競技で、相手との距離をいかに自分有利の間合いで取るかが、鍵となる。167cmの長身は大きな武器だが「まだまだ長所を活かせていない」と自らを戒める。

 顧問の山下海教諭は「長身という武器を活かすため、体幹やメンタル面を強化して、自分の力を発揮してほしい」とエールを送った。

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